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since 2008/9/17 ネットの片隅で妄想全開の小説を書いています。ファンタジー大好き、頭の中までファンタジーな残念な人妻。 荻原規子、上橋菜穂子、小野不由美 ←わたしの神様。 『小説家になろう』というサイトで主に活動中(時々休業することもある) 連載中:『神狩り』→和風ファンタジー 連載中:『マリアベルの迷宮』→異世界ファンタジー 連載中:『お探しの聖女は見つかりませんでした。』→R18 恋愛ファンタジー 完結済:『悪戯なチェリー☆』→恋愛(現代) 完結済:『花冠の誓いを』→童話 完結済:『変態至上主義!』→コメディー
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別の世界に旅立っちゃうんだぜ

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ごちゃごちゃした内容になってしまいました。結局私は何がしたかったんだろう。

難しいっすね。桃耶さんも出したかったし、速星さんも最初でてたんですけど。なんかこう、まとまりがなくなったので全消し。
どういう状況だったかっていうとですね、速星が自習室で勉強してて、フェミニストなものだから女子生徒に教えていたわけです。んで、廊下のやり取りが聞こえ、我慢できなくて出て行った。
速星は桜ともっと近づきたい、だから図書館通ってる桜のストーカーしてる。
そんな速星のストーカーを桃耶がしてる。
じつは有沢くんも部活終わったあとにストーカーしてた、とかならいいのにな。
いつものようにストーカーしてたら、何か今日は黒瀬が桜に付き合ってくれとか言ってた。
動揺しまくる速星。
「自分でさえまだちゃんと気持ち伝えてないのに、なんで同室者のお前が先に好きとか言っちゃうの? どんどん言い出しにくくなっていくじゃんか! 何でどんどん敵が増えていくんだよ、人の恋路を邪魔する奴は爆発しろ。帰っちゃらめえええ! 帰ったら有沢と二人になっちゃうでしょ! そんなの許せません、危なすぎます!」
という感じなんだと思います。
でも桜は全然気づいてないし、知らね、ということで…。

その没案がこれです。





今までは速星を目の前にして完全に委縮していた私ですが、どうやら最近は速星に対しても少しだけ免疫がついてきたようです。これからは平穏な毎日が送れるかもしれません。

「さくらーさくらー!」
「! 何ですか?」
 嵐が過ぎ去って静かになったところへ、いきなり自習室から飛び出して腕を掴んできた速星に驚いて私は反射的にその腕を振り切っていました。
 その顔を見上げたら、ちょっと不気味な笑いと、目に光るものがあって、怖いよ。何があったんでしょうか。気のせいでしょうか、顔が赤いです
 いや、顔が赤いのは私の方かもしれません、それが速星に移ったのかも。
「いや……どこ、行くの?」
「はあ……それを聞くためにわざわざ自習室から出てきてくれたんですか?」
「う……ん、まあそう言うことにしといてもいいや」
 速星は、私のふにふにした白い腕に指の痕がついていることにいつ気付いてくれるんでしょうか。
 私の赤い顔を見て、何か言おうと口を開けたり、すぐ閉じたり、何かと忙しそうでした。
 言いたいことがあるなら、言ってくれた方がいいのに。
「あのさ……」
 そこまで言って、速星は口ごもってしまいました。はっきりしないですね。
 
「帰るところですよ」
「もう帰っちゃうの?」
 捨てられた子犬のような表情を浮かべ、速星は私の肩に手を置きました。
「だってもうすぐ夜ですよ?」
 私は廊下の窓の外から見える、山極に沈んでいく夕陽を見遣って苦笑しました。
「速星はみんなの課題、教えてあげた方がいいんじゃないですか?」
 自習室の中から廊下をじっと見つめている他のクラスの女子のみなさんの熱い視線。それは全部速星に注がれているものでした。
「でも桜帰っちゃうんでしょ?」
 何か焦ったような速星に、私はどうしていいかわからなくなりました。
「帰っちゃいけないんですか?」
「だって、帰ったら有沢と二人っきりだろ? 部屋の中に二人なんだろ? そんなの耐えられないんだよ発狂しそうなの! それに今さ……何かさ」
「す……すみません」
 私はわけもわからず謝っていました。
「今までとは違うんだよ、今までとは! ずるいよなあ……本当に。どう考えてもフェアじゃない! ていうか俺は色んなハンデを背負いすぎだと思うんだけど!」
「ご、ごめんなさい」
 私の帰りを阻み……そうまでして有沢くんの心を繋ぎとめたいなんて……。健気で、不憫で、可哀想です。
「どうしてそこんとこを考慮してくれないの!? ねえねえねえ!」
 私は肩を揺さぶられ、頭がぐらぐらして気持ち悪くなりました。
「しかももうすぐ夜だ。夜といったら大人の時間だ。危ないかもしれないだろ?」
「はあ……意味がよくわかりませんけど」
「何でわからないんだよ! 萌えを狙ってるのか!?」
 萌え? 萌えって、狙えるものだったんですか。
「とにかく男は狼なんだよ桜。わかってるだろ?」
「大丈夫です、有沢くんは心配しなくても何もしてきませんよ。好きな人を悲しませるようなことはしません」
 私の言葉に、何故か固まる速星。何か悪いこと言ったでしょうか。
「ねえ、桜ちゃん。有沢くんの好きな人ってだあれ?」
「……さあ、私もよく知らないんですけど。速星のライバルってことだけは確かなんじゃないですか?」
「お前はさあ、どこまで核心をついてるのか、どこまでわかっていないのか、よくわからないよな」
 速星の言葉が意味不明すぎて、私は何も答えられず小首をかしげました。
 速星はしばらく廊下を行ったり来たりして何か決断しかねているようでした。「速星くん早くー」という女子生徒さんの声も、その耳には届いていないようです。
 まあいいか。私はそんな速星を置いて、寮へとつづく廊下を歩きだしました。夕陽差し込むオレンジ色の廊下が今日の終わりを告げています。
「うん、俺も帰ろうかな……少しでも長く一緒にいたいし」
「? 何か言いましたか?」
 最後の辺りが聞こえなくて聞き返したら、速星は気恥ずかしそうに私から視線をそらして何かを呟きました。
「かっこわりい……」
「大丈夫ですよ、気にしませんよそんなこと」
 有沢くんは、見た目だけで判断したりしません。
 速星は私の顔をじっと見て、黙ってしまいました。
「……ごめん、お前の不意打ちはムカつく。そしてちょっと叫ばせてくれ」
 とか何とか言って、速星は窓を勢いよく開けて、蒸し返すような夜の闇に向かって叫びました。
「はぁああああ何なんだよもうっ! みんな何だよ馬鹿野郎!」
 はっきり言って、ご近所迷惑です。どう考えても速星が一番馬鹿野郎だよ。
 
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